Web 制作のパートナー pane brut Web 制作のパートナー「パンブリュット」 Wordpress Joomla! CMS構築

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も何卒、宜しくお願い致します。

2023年が始まりました。賑わいの戻ったお正月、活気をとりもどしつつある社会生活と、まだまだ出口の見えない新型コロナのパンデミック。
日常を取り戻しつつも、医療/介護など大変な状況が押し寄せている業界への負担が大きい状態がつづきますが、まずは、健康第一に生活していきます。

 

昨年は、SEO関連の転換期でした。今まではあまり解析データでも気にならなかったことが浮き彫りになり、企業のWebサイトへの取り組み方に大きな変化があったと感じています。
実際に、企業からのSEO相談は増加し、その内容はより一層のWebサイト活用への意識の高まりを感じるものでした。

 

Webサイトのアクセス解析を気にせず、Webサイトを活用する目標もなく、SEOを意識したデザイン設計もせず、なんとなく「会社案内」のようなWebサイトを運用しつづけることに危機感を提唱してきました。リニューアル時には、技術面、デザイン面、SEOと多角的に進化できる「設計」を意識しています。しかし、こういった正統派の提案も全ての人の意識に届くことがない、ということも現場では痛感します。セキュリティとあわせて、今後も粘り強く、より伝わりやすい方法で「クライアントの事業に貢献できるサイトデザイン」を提案、一次営業の看板として活用できるWebサイトCMSを構築するために精進してまいります。

 

システム関連も、大きな進展がありました。8年以上前からCMSのフレームワークベースをJoomla! から WordPressへ完全に移行し、WordPress でのCMS構築を続けています。
WordPress もバージョンを重ねるごとに、大きく進化してきました。近年はブロックエディタ Gutenberg + フルサイトエディターという、Webサイト運用に貢献する新しい機能への取り組みが本格化しました。

 

しかし、なぜか時折、「WordPress はセキュリティ面に問題があるときいたので、他のCMSを使いたい」というご相談もお受けします。少し丁寧な資料を準備して、Web担当の方へ説明する機会もありました。単刀直入にお話すると、皆様納得していただけることがほとんどで、無事にWordPressを採用いただいております。

 

セキュリティプラグイン Wordfence Security の導入で、悪意ある攻撃をガッチリガードすることができます。Wordfence 未導入のサイトへの攻撃からのデータ復旧をお受けすることも多く、典型的な事例については、設定や構築の問題点が存在しています。
保守バージョンアップせず放置しているサイト、設置ディレクトリ名がwpのままである(レンタルサーバーの自動インストールを利用している)、ユーザー名やパスワードに無頓着である・・・など、攻撃される要因があまりに多いことが特長です。

 

さらに、稼働数の多いWordPressサイトは日常的に世界中の悪意あるボットから多くの攻撃を受け取るため、WordFence、WordPressコア技術者にはセキュリティに関するナレッジが多く蓄積され、最新の攻撃への対応も迅速に行われるようになりました。セキュリティに「絶対安全」は無く、対策に終わりはありません。WordFenceは日々、攻撃を分析し、ターゲットになるプラグイン開発者には脆弱性の修正を依頼/管理しており、かなりアップトゥデイトなセキュリティ環境が構築されていることに、日々感謝しています。

 

他のCMS(Joomla!、Drupal)も同様にセキュリティ対策に取り組んでいます。オープンソースのCMSを使うメリットは、セキュリティ対策が日々更新され続けることにあると考えています。
WordPressをベースにシステム開発することは、セキュリティ対策に対して基本的なことが担保されている、と感じています。(正しいセッティングが重要です!)

 

あわせて、WordPressでのシステム開発はとてもスピーディです。プラグイン機能はとてもカスタマイズしやすい構造のため、小さな機能からエンタープライズなコンポーネントまで、コストをかけずに開発することが可能です。CRUD、管理画面のカスタマイズ、フロント表示、アクセス制御、ユーザー管理、ログイン管理、ログ管理・・・システムに必要な基本機能は多くの優秀な汎用プラグインとベースのWordPressをカスタマイズすることで迅速に実装可能です。

 

今後は、ローカル5GネットワークやDXといった社内向けの小規模なシステム開発の要件についても、WordPressをベースにしたシステム開発が有益であると考えております。
協業パートナーのシステム会社さま、Web制作会社さまとタッグを組み、WordPress やシステム開発の経験豊富なメンバーとともにプロフェッショナルなサポートを目指しますので、気軽にご相談いただければ幸いです。

 

今年はアフターコロナでの活気、やる気に溢れる一年になると願い、より一層、クライアントさまの事業に貢献できるように、日々精進してまいります。
本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。