PHPのORM、idiormを試す
クリスマス、忘年会も終わり、いよいよ年の瀬。バックアップを取りながら、今年の反省と来年の楽しみを探しだすのは、掃除をするより重要です・笑
今年もたくさんの技術が出現し、定着し、次々に新しいサービスが生まれました。
めまぐるしいインターネット社会に、最高尾からでも付いて行きたいと考えさせられた一年でした。なにか「パチン」と音が鳴ったような、そんな2015年。
HTML5 + CSS3、スマートフォン対応も定着し、レスポンシブデザイン、SSL通信の基本化推進。もはやCMS無しでは語れないWebサイト運用とパワフルな情報発信能力。今後は、「静的な会社案内がメインの機能である」コーポレートサイトを発展させて、よりアグレッシブなWebサイトがより大きな結果をもたらすことを念頭にサイト構築していこうと思います。
今年、いくつか新しいことにチャレンジしましたので、印象に残っていることをまとめてみました。
PHP + ORM Idiorm
CMSはWordpressとJoomla!のカスタマイズで構築することが多いのですが、企業様によっては、オーダーメイドの方が効率のよい場合もあります。サーバには複数のWebアプリケーションが動作していて、制限事項がありフレームワークも使えない・・・小規模なアプリケーションを作る時こそ、フレームワークの出番だと思うのですが、なかなかどうして、いろんな場面がありますよね。
スクラッチ開発で最も危険なことは、「古いコードの使い回し」だと考えています。技術資産は重要ですが、日々進化するインターネット技術に合わせて、設計から見直しながら書き直すことが重要です。小さなアプリケーションだからこそ、毎回やり直すぐらいでもいいと考えています。
小規模なCMSをPHPで作ることになりましたので、データベースの操作にORM(O/Rマッパー)を導入してみました。Idiormという軽量なライブラリです。記述方法も機能的でとても使いやすいものでした。
軽量なライブラリと、Nested Treeの操作をするクラスを導入したので、テスト工数が少なくなり業務ロジックに集中できるのでとても価値があったと思います。
PHPのORM(O/Rマッパー)ライブラリ Idiorm と Active recordライブラリ Paris
http://j4mie.github.io/idiormandparis/
Nested Tree Model の操作クラス
https://github.com/etrepat/baum
CMSのカテゴリ構造は、Nested Tree Modelが操作しやすいなと考えています。このあたりもまた来年、イチから考えてみようと思います。
Joomla! + T3 Template framework テンプレートフレームワーク
Joomla!のテンプレート機能はとても整理されていて、仕組みを理解すればカスタマイズ方法はとてもわかりやすいです。
そんなテンプレート機能をフレームワーク化した「T3」。Bootstrapベースのテンプレートを管理画面でレイアウト管理できるすぐれものです。なんとか使いこなしたい! とチャレンジしましたが、未だ全貌がつかめていません。
今までは、デフォルトのテンプレートをオリジナルデザイン向けに構造変更して作りこんでいましたが、Joomla!3.xになり、テンプレート構造も大きく複雑に進化しました。よりセマンティックになったHTML記述、システム部分の出力もカスタマイズしやすくなったところなど、さまざま変化がありました。
それにしても、あまりある面白さ! これを使いこなせればテンプレート制作はかなり高速化できるのではないでしょうか。
WordPressとの最大の違いは、Joomla!の強力なMVC構造とメニュー、モジュールなどコンテンツの管理機能。なんとか、テンプレート・フレームワークも使いこなしてオリジナル・デザインを高速に構築したいものです。
T3 framework
http://www.t3-framework.org/
OSX Yosemite
Webの世界に入ってから完全にMac OSで作業することになりました。Linuxコマンドがそのまま使えることでとてもスムーズなローカル開発環境が構築できるので、Windowsはブラウザチェックがメインとなりました。最近の悩みはWindowsの各プログラムの場所を忘れかけていること。これはなんとかしないと。
そして、Yosemiteへの移行もなかなか遅れをとっていましたが、なんとか作業環境を完全に新しいマシンへ移動。キー操作や解像度の違いにも対応し、なんとなく新しい世界へきた感じ。そして、El Capitan ヨセミテにある花崗岩の一枚岩、ということでしばらくはヨセミテの大自然に身を任せられそうです。
2016年もさまざまな技術が出現し、インターネットが広く人々に役に立つようなサービスを生んでいくことを見守りながら。
自分の関わるWebサイトに少しづつでも新しい息吹を提案し、アグレッシブな運用が実現できるよう精進していきます。